日本史の流れを1ページにまとめてみた【世紀別、時代別】

最初に世紀ごとの特徴を超単純にまとめることで日本史の流れを見てみます。大昔は無理だけどね。(笑) あと、20世紀は前後に分けます。

世紀別日本史を簡潔に

【原始】

1万6000年以上前(旧石器時代…無土器、狩猟採集
1万6000年前~3000年前(縄文時代…縄文土器、竪穴住居、貝塚
3000年前~AD3世紀(弥生時代…稲作、金属器、争い、邪馬台国

【古代】

4世紀…古墳増える、大和政権拡大
5世紀…倭の五王
6世紀…仏教伝来、蘇我氏実権、聖徳太子
7世紀…大化の改新、天皇中心へ
8世紀…奈良での政権争い
9世紀…蝦夷征服、摂関政治スタート
10世紀…武士成長、平将門の乱
11世紀…藤原氏の絶頂から院政へ

古墳時代のまとめ~大王と氏姓制度
最初に古墳時代のまとめです。 時期…3世紀後半~6世紀末 4世紀…九州から関東まで支配 5世紀…さんちんせいこうぶ! 6世紀…蘇我氏強大化 ヤマト政権…大王中心の豪族連合政権 氏姓制度による秩序 ...
飛鳥時代(前半)のまとめ~聖徳太子、推古天皇、蘇我馬子
最初に飛鳥時代前半のまとめです。 時期…593年~710年 聖徳太子、推古天皇、蘇我馬子 天皇中心の政治を目指す 冠位十二階…家柄ではなく才能、功績で人材登用 十七条憲法…役人、豪族の心構え 遣隋使…...
飛鳥時代(後半)のまとめ~中大兄皇子(天智天皇)、天武天皇
では最初に、今回のまとめから。 聖徳太子の死後、蘇我氏さらに強大化 中大兄皇子と中臣鎌足が協力 645年乙巳の変=蘇我氏排除→大化の改新スタート 改新の詔…公地公民、国司郡司、戸籍計帳、新税制 阿倍比羅夫→...
奈良時代のまとめ~聖武天皇と鎮護国家仏教
奈良時代は80年ちょっとと短いので、覚えることが少ないのかと思いきや、政権担当者がコロコロ変わったり、聖武天皇が引っ越し魔だったりでなかなか受験生泣かせの時代です。ということで最初にまとめましょう。奈良時代は平城遷都の710年に始ま...
平安時代のまとめ(前半)~桓武天皇から摂関政治まで
最初に平安時代前半をまとめましょう。 桓武天皇…平安京(794年)、勘解由使、蝦夷征討(坂上田村麻呂) 平城上皇VS嵯峨天皇→薬子の変 嵯峨天皇…蔵人頭(藤原冬嗣)、検非違使、弘仁格式 9世紀…承和の変(伴健岑、橘逸勢)、...
平安時代のまとめ(後半)~院政、白河上皇、後白河法皇、平清盛
今回は都だけでなく地方の様子も見ます。 地方で武士が成長、やがて都に進出して権力を握ってしまうまで。 都では前回の藤原道長・頼通の後の話。 ということで最初にまとめておきましょう。 10世紀…受領増加→地方政治乱...

【中世】

12世紀…武士による権力奪取、平清盛、源頼朝
13世紀…承久の乱、モンゴル襲来
14世紀…南北朝の騒乱、足利義満による権力集中
15世紀…土一揆、応仁の乱、戦国時代スタート

鎌倉時代のまとめ~源頼朝、北条政子、泰時、時宗
では最初に鎌倉時代のまとめから。 1180年…以仁王の令旨→各地で挙兵 1181年…平清盛死去 源義仲…倶利伽羅峠→入京→宇治川の戦いで敗北 源頼朝…石橋山(敗北)→富士川→鎌倉入り 源義経…義仲討伐→一の谷→屋島→壇...
室町時代のまとめ(前半)~建武の新政、南北朝時代から足利義満まで
では最初に、足利義満までのまとめです。 幕府への不満高まる→後醍醐天皇挙兵→失敗して隠岐へ 脱出して倒幕…楠木正成、新田義貞、足利尊氏の協力 建武の新政…天皇親政かつ徳政 革新的なこと多すぎた、武士の不満を高めた→失敗 ...
室町時代のまとめ(後半)~足利義教、土一揆、戦国時代
では最初に今回のまとめです。 6代将軍足利義教…将軍の権威を取り戻そうとする、万人恐怖→暗殺される 惣村発達…自治を強める→一揆 正長の土一揆、山城国一揆、加賀一向一揆 8代将軍足利義政…妻の日野富子や守護大名の力が強く、...

【近世】

16世紀…鉄砲とキリスト教、織田信長、豊臣秀吉による天下統一
17世紀…江戸幕府の完成から文治政治へ
18世紀…財政建て直しの試み、徳川吉宗、田沼意次、松平定信

安土桃山時代のまとめ~織田信長と豊臣秀吉
今回は、戦国時代を終わらせた織田信長と、信長の事業を引き継いで天下統一を完成させた豊臣秀吉の話。最初にまとめておきましょう。【織田信長】 1560年…桶狭間の戦い→今川義元 1568年…足利義昭とともに入京 堺支配、姉...
江戸時代のまとめ17世紀編~徳川家康、家光、綱吉
江戸時代は17世紀、18世紀、19世紀と3つに分けて見ていきます。今回は17世紀です。ただ、綱吉はちょっとだけ18世紀に入ります。ということで最初にまとめ。 【徳川家康】 1600年 関ヶ原の戦い vs石田三成 160...
江戸時代のまとめ18世紀編~徳川吉宗、田沼意次、松平定信
今回は江戸時代の中でも18世紀を取り上げます。悪化していく幕府財政をなんとか持ち直そうと試行錯誤が繰り返された時代です。主人公は、新井白石、徳川吉宗、田沼意次、松平定信の4人です。ということで最初に18世紀をまとめておきましょう。...
江戸時代のまとめ19世紀幕末編~水野忠邦、井伊直弼、徳川慶喜
今回は江戸幕府が滅ぶ19世紀のお話。いわゆる幕末。ということで最初に今回のまとめです。 【11代徳川家斉】 征夷大将軍在位期間最長 関東取締出役&寄場組合設置 老中水野忠成…賄賂の公認・推奨 天保の飢饉→大塩平八郎...

【近代】

19世紀…海外からの衝撃→明治維新、中央集権国家へ
20世紀(戦前)…列強入り、経済危機から戦争へ→敗戦

明治時代のまとめ(前半)~明治維新、五箇条の御誓文から第一回帝国議会まで
次の政府でも政治の中心にいるために、徳川慶喜は大政奉還を行ったのですが、薩摩・長州は王政復古の大号令で反撃、というところまで前回お話しました。カウンターパンチ!です。ということで最初に今回のまとめ。 1868年(明治元年) 戊...
明治時代のまとめ(後半)~不平等条約改正、日清日露戦争、韓国併合
今回は帝国議会が始まって以後の話で、日清・日露戦争が中心です。 最初にまとめておきましょう。 【明治初期の外交】 1871年 日清修好条規…対等 1875年 江華島事件→日朝修好条規…不平等 1875年 樺...
大正時代のまとめ~大正デモクラシー、大戦景気と崩壊の序曲
大正時代は15年しかないんですが、ものすごくたくさんのことがつまっています。 ということで最初にまとめ。 【明治末…桂園時代】 桂太郎(藩閥軍閥)と西園寺公望(政党) 交互に政権→大変な時代を乗り切る 【大...
昭和時代(戦前)のまとめ~昭和金融恐慌からロンドン海軍軍縮条約まで
第一次世界大戦後の不景気、そして関東大震災と大変な経験をしている中で日本は昭和に突入します。 最初に今回のまとめから。 幣原喜重郎…協調外交=日本人が殺されても出兵はしない 1927年 昭和金融恐慌…高橋是清の積極財政...
昭和時代(戦前)のまとめ~満洲事変から支那事変(日中戦争)まで
前回、立憲民政党の浜口内閣、第二次若槻内閣のもとで 幣原協調外交→大陸で日本人が犠牲になっても強硬手段は採らない 井上デフレ財政→農村が悲惨な状態に というところまでの話でした。 そんな中起こるのが満洲事変です。...
昭和時代(第2次世界大戦時)のまとめ~ノモンハン事件、大東亜戦争(太平洋戦争)
前回は第1次近衛文麿内閣のもとで支那事変(日中戦争)が泥沼化したという話までやりました。 ということでまず今回のまとめから。 1939年 ノモンハン事件…兵力、装備で劣る日本軍が優勢に戦いを進めた 独ソ不可侵条約…「欧...

【現代】

20世紀(戦後)…アメリカとの協調で復興、高度成長、バブル景気、バブル崩壊

昭和時代(占領下)のまとめ~マッカーサーからサンフランシスコ平和条約まで
戦中最後の内閣は海軍大将の鈴木貫太郎が組閣しました。戦争を終わらせるための内閣で、1945年8月15日、ポツダム宣言受諾となります。 ということで最初に今回の内容のまとめ。 【鈴木貫太郎内閣】 1945年8月15日 ポ...

世紀ごとに超単純に見ていくと日本史は以上のようになります。

簡単ですね!・・・そうでもないか。(笑) 歴史の年代暗記をするのは、以上のような流れを頭の中で整理しやすくなるからです。

弥生時代の始まりが学校で習ったものよりはるかに早くなっているかもしれませんけど、最新の学説を採って紀元前10世紀頃としています。

時代別日本史を簡潔に解説

次に同じことを時代別でやってみましょう。弥生時代までは同じなので省略。

【古代】

古墳…大和政権拡大、私地私民、氏姓制度
飛鳥…聖徳太子→大化の改新→律令=天皇中心へ
奈良…皇族と藤原氏の政争
平安(前半)…摂関政治、藤原氏絶頂へ
平安(後半)…院政、武士成長

【中世】

鎌倉…御恩と奉公、承久の乱、御成敗式目、モンゴル襲来
室町…南北朝、足利義満、戦国

【近世】

安土桃山…天下統一、兵農分離、石高制
江戸(前期)…幕藩体制確立、文治政治へ
江戸(中期)…財政改革と失敗
江戸(後期)…海外からの衝撃と新体制の模索

【近代】

明治…中央集権の確立、産業の近代化、列強入り
大正…デモクラシー、大戦景気→戦後不景気
昭和(戦前)…経済的苦境から戦争へ

【現代】

昭和(戦後)…復興、高度成長、石油危機、安定成長、バブル

「昔は古墳時代なんて言わなかったよ!」

という人もいるかと思いますが、いつのころからか弥生と飛鳥の間に古墳時代が割り込むようになりました。

古墳時代と飛鳥時代を合わせて「大和時代」と呼ぶこともあります。

日本史全体の流れを一気に解説

以上のことを元にして、日本史全体の流れを超簡単に説明してみましょう。

原始…道具は世界最先端、農業も意外に早くから

原始時代、道具の進歩に注目すると日本は世界最先端レベルです。農業も縄文時代には始まり、弥生になると稲作が本格化します。

その影響で定住化集住化が進み、「身分」差も生まれてきます。争いも増え、次第に集団が統合され、強大な邪馬台国も生まれます。

古墳時代…大和政権の勢力拡大

そこから古代へのつながりは定かではありませんが、古墳時代になると大和地方を中心とした政権が勢力を広げ、だいたい九州~関東を勢力下に収めます。

飛鳥時代…天皇中心の政治へ

しかし6世紀には豪族同士の争いや地方での反乱など国が乱れたため、世紀末には聖徳太子が天皇中心の国にするための諸改革を始めます。

それが大化の改新を経て、天武天皇の親政、大宝律令制定で一応完成します。

奈良時代…皇族と藤原氏の政争

律令が完成したのも束の間、奈良時代は皇族と藤原氏が権力争いを繰り返すことになります。

また、仏教を政治に取り入れたため、仏教勢力も加わって争いは複雑化します。

平安時代…摂関政治のち院政、武士の成長

桓武天皇は律令政治を立て直すために奈良を離れます。

しかし結局のところ「天皇の外祖父」という立場を死守した藤原氏が勢力を伸ばし、摂関政治が続くことになります。

摂関政治の頂点は11世紀前半の藤原道長・頼通のころですが、頼通には天皇になる孫が生まれず、そこから藤原氏は力を失っていきます。

11世紀後半、後三条天皇親政から白河上皇の院政に移行し、天皇を退位した上皇が絶大な権力を振るうようになります。

一方、地方の政治は国司に「丸投げ」状態で、その国司も多くは地方政治に興味はありませんので地方でも争いが増えます。

そんな中、戦闘力の高い「武士」と呼ばれる人々が現れ、次第に力を伸ばしていきます。天皇の血を引く平氏や源氏は、武士団の棟梁としての「ブランド」となります。

10世紀の平将門の乱、藤原純友の乱、11世紀の前九年の役、後三年の役などで朝廷も武士の力を認識するようになり、白河上皇の「北面の武士」をはじめ、朝廷でも活用されるようになります。

そこを足がかりに武士は朝廷で力を伸ばし、平安時代末にはとうとう武士が権力争いの中心となります。源平の争いです。

鎌倉時代…御恩と奉公、幕府が朝廷を超える

源氏の将軍は3代で終わってしまいますが、その後は北条氏が執権として鎌倉幕府の政治の仕組みを整えていきます。武家の基本法となる御成敗式目も定められます。

承久の乱では後鳥羽上皇を中心とする朝廷の軍にも勝ってしまい、ここで初めて武士の政府が実力的に朝廷をしのぐこととなります。

しかしこれ以後は、次第に新たな土地を手に入れることが難しくなっていきますので分割相続を繰り返した結果貧困化する武士も増えていきます。御恩と奉公システムがゆらぎ始めるわけです。

そこにモンゴル襲来(元寇)。これは撃退できたものの、新しい土地を奪えたわけではありませんので、多くの武士の貧困化に拍車がかかります。幕府から離れていく武士も増えていきます。

その流れを捉えた後醍醐天皇が有力な武士を味方につけ、鎌倉幕府を滅ぼします。

室町時代…はじめは南北朝、終わりは戦国、安定期短し

勝利した後醍醐天皇は公家を重んじたので武士の不満を高めてしまいます。それを見た足利尊氏は天皇を裏切って実権を奪います。

後醍醐天皇は吉野に逃れたので、以後、天皇が二人という異常事態が続きます。この後しばらくは争いが続きますので室町時代のはじめ60年程度を南北朝時代とも呼びます。

これを収めたのが足利義満で、義満は武家も公家も仏教界も制御し、日明貿易で財力も増して足利氏の絶頂期を築きました。

義満死後は幕府の権威もゆらぎ始め、1467年の応仁の乱をきっかけに戦国時代に入っていきます。

安土桃山時代…信長、秀吉による天下統一

1573年、15代将軍足利義昭追放によって織田信長が戦国時代を終わらせますが、天下統一までもう少しのところで明智光秀の裏切りにあい、倒されます。

その後、羽柴秀吉が信長の事業を引き継ぎ、1590年に天下統一を完成させます。

また、太閤検地によって税制の基礎を作り、刀狩りによって兵農分離を進めます。

晩年に朝鮮出兵しますがこれは失敗、秀吉は病死します。

江戸時代…幕藩体制と鎖国による長期安定

その後は徳川家康が関が原と大坂の陣で勝利し、徳川による支配を確立します。

17世紀前半、3代家光の頃には幕藩体制&鎖国という、幕府支配のしくみが完成します。

17世紀後半、4代家綱、5代綱吉のころ、戦国から続く殺伐とした気風を改めるため、武断政治から文治政治へ移行しますが、幕府の財政は次第に苦しくなっていきます。

それで18世紀には、新井白石、徳川吉宗、田沼意次、松平定信と改革が続きますがうまくいきません。

そうこうしているうちに19世紀、ペリー来航、不平等条約の甘受以降、欧米の力を思い知らされた日本人は政治の仕組みを変える必要性を痛感します。

そうして薩摩、長州は倒幕を目指すようになりますが、15代将軍徳川慶喜は戦いになる前に自ら政権を朝廷に返上し、幕府を終わらせます。1867年の大政奉還です。

明治時代…中央集権の確立、産業の近代化、列強入り

薩摩、長州は王政復古の大号令→戊辰戦争によって旧幕府勢力を徹底的に排除し、新しい政治の仕組みづくりに取り組みます。

廃藩置県によって中央集権化を進め、地租改正によって税制の基礎を作ります。一方で士族を中心とした武力による反抗を武力で鎮圧します。

その後、大日本帝国憲法の制定、帝国議会開設で新しい国造りは一段落。

日清日露戦争にも勝利し、産業革命も成し遂げ、不平等条約の改正にも成功します。これでようやく欧米と肩を並べることができました。

大正時代…デモクラシー、大戦景気から戦後不景気

たった15年しかありませんが、明から暗がはっきりしている時代です。

前半は第一次世界大戦による大戦景気やデモクラシー的な動きもあり明るい時代でしたが、大戦が終わると当然ながら景気は失速します。

その後、関東大震災、世界恐慌と連打を浴びて日本は経済的苦境に立たされます。

昭和時代(戦前)…経済的苦境から戦争へ

既に広大な植民地を持っている国々は、世界恐慌以後ブロック経済圏を作って他国を締め出しました。

日本のような「持たざる国」では経済的苦境打開のために新たに植民地を手に入れなければならないという考えが力を持つようになります。

そうして日本は大陸に勢力を広げようとし、その過程でアメリカとの対立が解決不能となりアメリカと戦争をすることになります。1941年からの太平洋戦争です。

空襲や原子爆弾投下によってとんでもない数の民間人が死ぬことになります。

昭和時代(戦後)…復興、アメリカとの協調、高度成長

戦後は連合国軍総司令部(GHQ)、実質はアメリカの間接統治のもと、国の仕組みを作り変えることになります。

第二次世界大戦後は資本主義アメリカと社会主義ソ連の対立が強まります。

東アジアでは中国大陸で社会主義の中華人民共和国ができ、その後、朝鮮半島で米ソの代理戦争が始まります。

そこで日本は東アジアにおける資本主義側の重要拠点として認識されるようになり、アメリカと日本は協調関係に入ります。

アメリカの軍事的経済的援助もあり、また朝鮮戦争による特需もあって日本は奇跡的な復興を遂げます。

その後1960年代を中心に高度経済成長期、70年代には石油危機で一時的に苦境に立たされますが技術革新によって乗り越え安定成長期となります。

1980年代後半、積極財政と金融緩和によりバブル景気に突入。バブル絶頂のうちに昭和時代は終わります。

バブル崩壊は次の平成に入ってからです。